男性の体毛処理は肌ケアが重要!肌荒れを防ぐには?
体毛処理と肌ケアはセットと言われるように、体毛処理の後は肌ケアが必須です。毛の処理は、想像以上に肌へのダメージがあるためです。
体毛処理で清潔感を得ようとしているのに、肌が荒れてしまっては元も子もありません。
この記事では、体毛処理後に大切な肌ケアについて詳しく解説します。
なんとなく肌ケアが大切だとは思うが、理由まで分からないといった状態では肌ケアを継続させることは難しいでしょう。
多くの場合、その行為の重要性を実感して初めて継続できるものです。まずは体毛処理後の肌ケアの大切さについて知りましょう。
体毛処理後は肌が乾燥した状態になるため
剃毛だけではなくレーザー、医療脱毛にも当てはまることですが、処理後は肌が炎症を起こし乾燥した状態です。
基本的に、肌の表面は「角質層」と「皮脂膜」で覆われています。角質層の成分は主にセラミドで、肌に潤いを与える役割を持っています。皮脂膜はその水分が逃げないようにする役割があるのですが、体毛処理を行うとその皮脂膜と角質層にダメージを与える可能性があります。
すると、今まで保っていた水分が角質層の中から出てしまい、肌が乾燥しやすくなるのです。
肌が乾燥すると肌のバリア機能が弱くなり、ちょっとした衝撃でも傷ができてしまいます。傷の治りも遅くなり、傷口から菌が侵入し細菌感染を引き起こす可能性もあります。
体毛処理後の肌を放置すると肌荒れの原因になるため
剃毛や脱毛といった体毛処理を行うことで、肌はダメージを受けて乾燥が始まります。乾燥は肌のターンオーバー(生まれ変わり)の周期すらも変えてしまうため、剥がれるはずの角質が剥がれずに乾燥肌特有の肌荒れを引き起こしやすくなります。
以下のような症状が出たら、肌が乾燥している可能性があります。
● 肌から粉がふいている
● 皮が剥けている
● 関節部位にひび割れが起きている
● かゆみが強い湿疹がある
次回の体毛処理の準備・効果を維持するため
乾燥状態を放置したまま、もしくはダメージを受けた状態の肌でいると次の脱毛や体毛処理に耐えられない可能性があります。
もし肌の状態が悪いと判断された場合、最悪の場合施術ができません。肌ケアは次回の施術をスムーズに行えるようにするため、また施術の効果を維持するために必要です。
体毛処理後に行うべき肌ケア方法を4つ紹介します。
保湿
最も基本的なケアは「保湿」です。上述したように体毛処理後の肌は乾燥しており、バリア機能も失われています。保湿効果があるクリームや乳液などで処理をした部位を中心に保湿しましょう。
また体の内側の水分も足りていない可能性があるので、体毛処理後はなるべく多くの水分を摂取してください。
炎症を抑えるケア
肌にヒリヒリとした痛み・かゆみがある場合、その部位は炎症が起きている可能性が高いです。
有効なケアは冷やすことです。布をかぶせた氷袋などで患部を冷やすと、炎症を抑えられます。かゆみや痛みが軽減した時点で冷却をやめましょう。
肌着を綿素材にする
体毛処理後の肌はとても敏感になっているため、化学繊維の生地で作られた服を着るのは好ましくありません。また化学繊維の生地は肌の水分を奪い、乾燥肌を悪化させることがあります。
アクリルやナイロン素材の衣類を着るのが心配な方は、綿素材の肌着がおすすめです。
夏場は日焼けに注意
紫外線は肌に大きなダメージを与えます。そのため、体毛処理をした後や脱毛後に日焼けをすると、より大きなダメージを与えてしまいます。紫外線で肌が焼け、乾燥してしまうと肌のバリア機能が失われ、ボロボロの肌になってしまいかねません。
夏に体毛を処理する際は、日焼けに注意しましょう。
冬場は湿度に注意
上述したように、体毛処理後の天敵は「乾燥」です。乾燥によってさまざまな問題が引き起こされるため、乾燥しやすい冬場は湿度に気を配りましょう。
一般的に湿度が30%以下になると乾燥しているとされます。加湿器などを駆使して湿度50〜60%の空間をつくるように努めましょう。
個人差はあるものの、人の肌は強くありません。そのため体毛処理でダメージを与えた後は、ダメージを回復させるケアが必要です。
本記事で紹介したのは、肌ケアに関する基本の部分です。今まで体毛処理後に肌ケアをしてこなかった方は、この記事をきっかけにぜひ始めてみてください。体毛も肌荒れもないきれいな肌の自分を手に入れましょう。