もみあげのきれいな整え方は?お手入れの手順5ステップ
もみあげは、顔の印象を左右する大切な要素のひとつです。整え方を変えるだけで、イメージを一新させることができます。
ヘアスタイルにこだわるならもみあげにもこだわって、自分らしさを追求してみませんか?もみあげは伸びると目立ちやすいため、自分でお手入れができるようになると、美しい横顔を保てます。
本記事では、もみあげの整え方の手順や、もみあげを引き立てるヘアスタイルのほか、お手入れするときの注意点などについて解説します。
もみあげを整えるメリットとは?
顔の側面にあるもみあげは、前髪や顎髭などに比べると、意識して整えることが少ない部分かもしれません。しかし、他者から見ると意外と目立ち、長さや濃さ、形によって与える印象が大きく変わります。
お手入れをしていない伸び放題のもみあげは、清潔感のない印象を与えるほか、ヘアスタイルにマッチしないもみあげも、おしゃれな見た目を損なう原因となります。
身だしなみやおしゃれの一環としてもみあげにも気を配ると、洗練された印象を与えることができるほか、整え方によって横顔の輪郭を際立たせ、より美しく見せることも可能です。
また、もみあげの整え方によっては、ワイルドなイメージにもなります。なりたいスタイルや与えたい印象を考慮して、もみあげのスタイルを決めてはいかがでしょうか。
もみあげの整え方の手順
もみあげは、放置するとすぐにぼさぼさになるため、必要なアイテムをそろえて、自分でお手入れできるようにしておきましょう。
ここでは、もみあげの整え方と使用アイテムを、ステップごとに紹介します。
STEP1:もみあげを整えるためのアイテムをそろえる
まず、もみあげを整えるのに必要なアイテムをそろえます。もみあげを整えるために準備しておきたいアイテムは、下記のとおりです。
<もみあげを整えるために必要なアイテム>
・くし
・ハサミ
・トリマー
・カミソリ
・シェービング剤
・保湿クリーム
・鏡
シェービング剤は、刃と肌のあいだに入って摩擦を軽減する役割も果たすので、肌への負担を最小限に抑えるためにも必要です。
STEP2:くしでもみあげの毛の流れを整える
くしを使って、もみあげの毛流れをまっすぐに整えると、もみあげの毛の長さを把握できます。どのような形にもみあげを整えたら良いか、完成形がイメージしやすくなります。
STEP3:もみあげをハサミやトリマーでカットする
鏡を見ながら、ハサミやトリマーで少しずつカットして、もみあげの長さや毛の量を調整します。ハサミを使用するときは、耳や肌を傷付けないよう、慎重にカットすることが大切です。
STEP4:シェービング剤を肌に塗り、カミソリで細かい部分を調整する
1本1本の髭がシェービング剤で包まれるよう、顔全体に塗り広げ、カミソリでもみあげ周りの細かい部分を整えます。左右非対称にならないよう、鏡でさまざまな角度からこまめにチェックして、慎重に進めることがコツです。なお、使用するカミソリは、ヘッド部分を倒すとコンパクトになり、細かい部分もシェービングしやすくなる可動式のタイプをおすすめします。
STEP5:もみあげを整えた後は保湿をする
もみあげをカミソリで整えた後は、顔に残ったシェービング剤を洗い流して顔を拭き、化粧水や乳液、クリームで保湿します。肌に負担をかけにくいカミソリでも、使用後の肌は古い角質が除去されてバリア機能(角質層)が低下し、乾燥しやすい状態になっています。放っておくと赤みやかゆみを引き起こす可能性があるため、しっかりと保湿をしてください。
もみあげを引き立てるヘアスタイル
もみあげは、ヘアスタイルとの組み合わせによって印象が変わります。髭やヘアスタイル全体を考慮して、自分のなりたいイメージを作ることが大切です。
続いては、もみあげを引き立てる代表的なヘアスタイルについて見ていきましょう。
ツーブロックショート
ツーブロックショートは、トップに長さを残し、サイドやバックを短く刈り上げたショートヘアスタイルです。長い部分と短い部分の2つのブロックに分かれていることから、この名前で呼ばれています。
ツーブロックショートの魅力は、髪の余分なボリュームを抑えて清潔な印象を与えつつ、おしゃれ感も出せること。もみあげを短く整えると爽やかになったり、薄めにしてナチュラルに髭とつなげると大人っぽい印象になったりと、もみあげ次第で全体の雰囲気を変えることができます。
ワイルドツーブロック
ワイルドツーブロックは、ツーブロックのフロントにはボリュームを残しつつ、トップを全体的に短くカットし、さらに短めに刈り上げたサイドとバックとのコントラストを強めたヘアスタイルです。
ワイルドで髭との相性も良いので、もみあげと髭をつなげたスタイルは収まりが良いほか、優しい顔立ちや童顔の人のイメージチェンジにもおすすめできます。
もみあげをお手入れするときの注意点
もみあげは、長さや形が変わるだけで、第一印象を大きく左右する可能性があります。もみあげをお手入れするときは、下記の点に注意してください。
少しずつ丁寧にお手入れを進める
もみあげをカミソリで剃る際は、少しずつ丁寧に進めていくことがポイントです。もみあげは、時間がないときに焦って剃ったり、デザインを決めずに行き当たりばったりで剃り始めたりして短くしすぎると、すぐには修正できません。お手入れできる長さに戻るまで待つしかなく、しばらくは理想のスタイルから遠ざかってしまいます。また、もみあげを整えたら、こまめにお手入れをして維持することも大切です。
毛抜きの使用は避ける
もみあげをお手入れするときは、毛抜きを使って整えるのは避けましょう。
毛抜きは気になる毛を抜くだけで手軽に見えますが、毛根から毛を引き抜くため、肌に大きな負担がかかります。また、開いた毛穴から雑菌が侵入して肌トラブルを引き起こしたり、皮膚の下に埋もれたまま成長する埋没毛ができたりする可能性もあります。
カミソリの刃の状態を確認する
もみあげを整えるのに正しいアイテムを使っていても、状態が悪いと肌に悪影響を及ぼす原因になるため、注意が必要です。
特に、カミソリの刃こぼれやさびは肌を傷付け、カミソリ負けを引き起こす可能性が高いため、使用前にしっかりと確認してください。
もみあげを整えて、第一印象に変化をつけよう
もみあげは、形や長さ、髭とのつながりなどに変化をつけると、なりたい第一印象に近づくことができます。自宅でもみあげをお手入れできるアイテムをそろえ、良い状態を長く維持しましょう。
今回ご紹介したアイテムや手順を参考に、もみあげのお手入れにチャレンジしてみてください。
教えてくれたのはこの先生!
上嶋祐太先生 新宿駅前うわじま皮膚科 院長。浜松医科大学卒。日本皮膚科学会専門医・指導医、認定産業医。東京大学医学部附属病院、東京警察病院、東京逓信病院の皮膚科にて研鑽を積み、形成外科のキャリアも併せ持つ。赤ら顔・血管腫治療のブイビームレーザーや、ホクロ除去、粉瘤くり抜き法手術で数万例に及ぶ豊富な経験を持つ。保険診療、美容医療、スキンケアから個々に合った最適なカスタマイズ治療を得意とする。 |
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