失敗しない眉毛の剃り方は?必須アイテムと使い方を解説

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失敗しない眉毛の剃り方は?必須アイテムと使い方を解説

眉毛をきれいに整えると、メイクも決まりやすくなります。眉毛は抜かず、剃って整えるのが肌のためには正解。しかし、「どのアイテムを使えばいい?」「剃る手順は?」などと、疑問に思う方も多いのではないでしょうか。

この記事では、眉毛を剃るために必要なアイテムのほか、眉毛の形の決め方と正しい剃り方の手順について解説します。

 

 

眉毛を剃るアイテムの選び方

眉毛を整える前に欠かせないのは、適切なアイテムをそろえることです。まずは、眉毛を剃るための基本アイテムと、それぞれの選び方について解説します。

 

 

眉毛用カミソリ

 

眉毛をカミソリで剃る際には、切れ味の良いフェイス用カミソリがおすすめです。フェイス用カミソリには、細かい部分を少しずつ剃るのに適したL字型と、握りやすく安定感のあるT字型がありますが、眉毛用はL字がほとんどです。

毛の流れや角度に合わせやすい設計のものを選ぶと、肌へのダメージを抑えながらきれいに剃ることができます。

 

 

シェービング剤


 

カミソリで眉毛を剃る際には、必ず顔用のシェービング剤を使用しましょう。シェービング剤を塗ることで、肌を守りながら滑らかに剃れます。固形タイプのシェービング剤なら液だれしにくく、目に入る心配もありません。

 

 

眉ハサミ

 

眉毛の長さを整えるためには、眉ハサミが必要です。先端が鋭利なタイプは細かいカットに便利ですが、取り扱いに注意してください。初心者には、コームやガードがついた眉ハサミが安心です。

 

 

スクリューブラシ

 

眉毛の流れを整えるために役立つのがスクリューブラシです。剃る前に毛の流れをそろえることで、剃る部分が明確になり、形が整いやすくなります。

 

 

アイブロウペンシル

 

眉毛を剃る際には、アイブロウペンシルでガイドラインを引くと安心です。剃りたい形をあらかじめ描いておくことで、剃りすぎやデザインの失敗を防ぐことができます。

 

 

7ステップで美眉に!眉毛の剃り方

眉毛を理想の形に整えるためには、事前準備と正しい手順が欠かせません。ここでは、初心者でも失敗しにくい眉毛の剃り方を、7つのステップで解説します。

 

 

STEP1:洗顔する

 

眉毛を剃る前に、必ず洗顔をしましょう。肌を清潔にすることで、剃った後の肌トラブルのリスクを減らせます。敏感肌の方には、低刺激の洗顔料がおすすめです。

 

 

STEP2:毛流れを整える

 

洗顔して水分を拭き取ったら、スクリューブラシを使って眉毛の毛流れを整えます。毛の流れがそろうことで、剃った後の仕上がりがイメージしやすくなります。

 

 

STEP3:ガイドラインを描く

 

次のステップは、剃る範囲を明確にするためにアイブロウペンシルでガイドラインを描くことです。ガイドラインをしっかり描いておくと不要な部分がわかりやすくなり、剃りすぎや形の崩れを防げます。

ガイドラインを描く際の大切なポイントは、眉頭、眉山、眉尻の位置です。それぞれ、下記を参考にして位置を決め、これらをつなげるように線を引いていくと、左右対称の眉毛を描きやすくなります。

 

 

 

<眉頭、眉山、眉尻の位置の決め方>

 

・眉頭:小鼻から上に向かって垂直に引いたライン上に眉頭がくるようにする

・眉山:眉山は黒目の外側の真上のラインに合わせる

・眉尻:小鼻と目尻の延長線上に眉尻がくるようにする

※眉頭から眉山、眉山から眉尻の比率は、2:1が理想的です。

※眉頭、眉山、眉尻の太さの比率は、3:2:1が理想的です。

 

 

STEP4:不要な部分をカットする


 

描いたガイドラインからはみ出した毛を、眉ハサミでカットします。ハサミを眉毛に対して平行に持ち、毛を少しずつカットして長さを調整すると、仕上がりが自然です。

 

 

STEP5:シェービング剤を塗る

 

不要な部分をカットしたら、シェービング剤を眉毛周りに塗ります。シェービング剤を塗ると滑らかに剃れ、肌への負担を最小限に抑えることが可能です。

 

 

STEP6:カミソリで眉毛を剃る

 

次に、カミソリを肌に対して45°の角度で持ち、毛の流れに沿って優しく剃ります。眉周辺はデリケートな部位なので、力を入れすぎず、ゆっくりと行ってください。

眉の下は下から上に、眉の上は上から下に向かってカミソリを入れると、きれいにラインが整います。

また、剃るときには剃る方向と逆に、軽く肌を引っ張りながら剃るとカミソリが滑りやすく、スムーズに剃れます。このとき、眉毛の形がゆがむぐらい引っ張ると剃りすぎてしまうので注意が必要です。

なお、カミソリは切れ味の良いものを使い、切れ味が悪いと感じたら早めに交換しましょう。

カミソリ自体に重さがある製品を選ぶと、力を入れすぎずに剃ることができるのでおすすめです。重量の軽い使い捨てのカミソリを使う際には、力を入れすぎて肌を傷つけないように十分注意してください。

 

 

STEP7:仕上げとアフターケア

 

最後に、アイブロウペンシルで描いたガイドラインを落として、眉毛の形を確認します。もう一度スクリューブラシで毛並みを整え、鏡で確認しながら眉ハサミで微調整したら完成です。

剃った後は化粧水や乳液、クリームで保湿し、肌のコンディションを整えることをおすすめします。

 

 

眉毛のデザインの選び方

眉毛の形は、顔の印象を左右する大切な要素です。自分の顔の形に合った眉毛のデザインを選ぶことで、顔全体のバランスが良くなります。

 

丸顔、面長、四角顔といった、顔の形ごとにデザインを考えるのがおすすめです。下記を参考に、眉毛のデザインを選択してみましょう。

 

 

<顔の形ごとのおすすめの眉毛のデザイン>

 

・丸顔:眉毛に少しアーチをつけた形で長めにすると、顔がシャープに見える

・面長:眉毛にあまり角度をつけず、眉毛をやや短めに整えることで、顔の縦の長さを抑えた印象に仕上がる

・四角顔:眉毛に少しやわらかなカーブをつけることで、顔全体が優しい雰囲気になる

 

 

眉毛の剃り方Q&A

眉毛を剃る際には、さまざまな疑問や不安が生まれがちです。ここでは、よくある質問とその答えをご紹介します。

 

 

Q.眉毛を剃る頻度は?

 

眉毛を剃る頻度に決まりはありませんが、1週間か、長くても2週間程度で剃ることをおすすめします。

この頻度であれば眉毛の形をキープしやすいことと、あまり期間を開けすぎると、前回剃ったときの形がわからなくなり、また始めから作り直さなければならなくなるからです。

逆に、あまり短い期間で剃ると肌に負担をかけてしまうので、最低でも5日は開けるようにしましょう。

 

 

Q.眉毛を剃るのと抜くのではどちらがいい?

 

眉毛は、基本的には剃ることをおすすめします。眉毛を抜くと埋没毛や毛穴の炎症を招くことがあるほか、場合によっては毛が生えてこなくなることもあります。眉毛の形にもトレンドがあるので、毛が生えてこなくなると、トレンドに合わせた眉を楽しめなくなるかもしれません。

肌への負担を最小限に抑えるためにも、カミソリを使って剃るほうが安心といえます。

 

 

Q.1日のうち、眉毛を剃るベストなタイミングは?

 

1日のうちで眉毛を剃る最適なタイミングは、洗顔後や入浴後です。このタイミングは肌がやわらかくなり、毛穴が開いている状態なので、肌への負担を軽減しながらスムーズに剃れます。

 

 

Q.眉毛を剃りすぎてしまった場合はどうすればいい?


 

剃りすぎてしまった眉毛は、アイブロウペンシルやアイブロウパウダーを使って自然に描き足すことでカバーできます。剃りすぎないためには、一度に広い範囲を剃らず、少しずつ確認しながら剃るのがおすすめです。

 

 

剃り方の手順を守って、理想の眉毛をデザインしよう

理想の眉毛をデザインするには、適切なアイテムを使い、正しい手順で丁寧にケアをすることが大切です。必要なアイテムをそろえ、準備をしっかりと行った上で剃れば、自然な仕上がりになります。

また、剃った後の保湿をきちんと行うことで肌トラブルの防止へとつながり、美しい仕上がりを保てます。正しい剃り方の手順を守って、美眉を目指しましょう。

 

 

教えてくれたのはこの方!

 

FRANKS BARBER 統括マネージャー 兼 スタイリスト 柿坂 宗一郎さん

 

熊本県出身。7年間大阪の理美容室で働き、スタイリストとしての確かな実績とキャリアを積み上げる。2019年東京1店舗目となる【FRANKS BARBER and BEER CLUB】の立ち上げメンバーとして参加。

その後、首都圏中心に続々とサロン展開。2025年春に新たに吉祥寺店をオープン予定。

現在はFRANKS BARBER の統括マネージャーとしてブランディングをはじめ、独自のマネジメント手腕をふるい、業界に前例のない理容室にビアバーを併設や、サブスクリプションシステムの導入などの取り組みを行い、グループ拡大に貢献。