うなじの剃り方はどうやるの?後ろ姿美人に仕上げるコツを紹介
うなじの毛をきれいに剃ると清潔感がアップし、後ろ姿の印象が大きく変わります。特に、髪をアップスタイルにする際には、首元をすっきりと美しく見せることができます。
しかし、うなじは自分では見えづらいため、自分でうなじを処理するのは難しそうと感じる方もいるかもしれません。
この記事では、うなじをきれいにする方法や、うなじを剃る場合のおすすめのスタイルのほか、正しい剃り方とコツについて解説します。
うなじは理容室か自宅で整えよう
うなじをきれいに整えるには、大きく分けて理容室で剃ってもらう方法と、自宅で剃る方法があります。それぞれのメリットや注意点を知って、自分に合った方法を選びましょう。
理容室で剃ってもらう
うなじをきれいに仕上げたい場合は、理容室でプロに剃ってもらうのがおすすめです。法律上、うなじのシェービングができるのは理容師の資格を持つ人だけで、美容師は行えません。
理容師はプロの技術と専用の道具を使って仕上げるため、自分で剃るのが難しい箇所もうまく整えてくれます。うなじの形や仕上がりについても相談でき、特別なイベントやブライダルを控えている方にもぴったりです。
なお、ブライダル目的の場合は、ブライダルサロンや専用のプランを取り扱うサロンでうなじ剃りの依頼ができます。
自宅でカミソリを使って剃る
うなじを自分で剃る場合、カミソリを使った方法がおすすめです。肌トラブルや剃り残しを防ぐためには、適切な手順を守ることが大切といえます。
なお、体毛を処理する方法には除毛クリームや脱毛ワックスなどもありますが、いずれもおすすめできません。
除毛クリームが髪の毛についてしまうと、髪の毛を傷めてしまうことがあります。脱毛ワックスは肌に強い負担がかかるため、デリケートなうなじの肌には不向きです。
うなじのスタイル3選
うなじは、形を整えることで印象が大きく変わります。うなじの形にはいくつかのスタイルがあり、髪形やファッションに合わせて選ぶことで、より美しい後ろ姿を演出できるでしょう。
ここでは、代表的な3つのうなじのスタイルをご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
MW型
MW型は、後ろから見たときに、Wの中央にMを組み合わせたような形のうなじのスタイルです。日本人の髪の生え方に合わせやすいスタイルで、ナチュラルな印象に仕上がるのが特徴です。
うなじの自然な生え際を活かした形になるため、派手すぎず、程良く整った印象を与えます。アップスタイルや着物ヘアにおすすめの、シンプルかつ美しいスタイルです。
W型
W型は、後ろから見たときにWの形に仕上げたうなじのスタイルです。自然な生え際を活かしながら、少し丸みを持たせて整えることで、かわいらしさを演出できるでしょう。
この形は、女性らしい印象を与えやすい反面、やや幼く見えることもあります。ふんわりとした髪形やガーリーなファッションと相性が良いため、かわいい印象ややわらかい雰囲気を出したい方にはぴったりです。
ストレート型
ストレート型は、うなじを横一直線にそろえたスタイルで、モードな洗練された印象を与えます。
この形は、ベリーショートやタイトなアップスタイルに特におすすめです。髪の毛のラインがすっきりと整い、シャープでクールな雰囲気を演出できます。
うなじを自分で剃るときに準備するもの
うなじを自分で剃るときは、事前に必要なアイテムをそろえておくことで、スムーズかつきれいに仕上げることが可能です。うなじを剃るときに必要なアイテムは、主に下記の4つがあります。
ヘアクリップ
髪の毛が垂れてこないようにしっかり固定するために、ヘアクリップは必須です。髪が邪魔になると剃りづらく、剃り残しや誤って余分な部分を剃ってしまう原因にもなります。
くし
くしを使って髪の毛をとかし、うなじ部分がはっきりと見えるように整えましょう。特に、髪の根元が絡まっていると、どこまで剃っていいかわかりづらくなることがあります。
鏡
うなじは自分では見えにくい場所なので、三面鏡や合わせ鏡を用意することが大切です。鏡を使って確認しながら剃ることで、剃り残しやミスを防ぎ、きれいに仕上げることができます。
カミソリ
うなじの処理には、顔剃り用や小回りがきく小さめのカミソリがおすすめです。安全性に配慮されたものを選び、刃が古くなっていないかを確認しましょう。剃りづらさを感じた場合は、早めに交換してください。
うなじの剃り方の5ステップ
自分でうなじを剃る際には、肌への負担を軽減しながら、きれいに仕上げるための正しい手順を知っておくことが大切です。ここでは、うなじの剃り方を5つのステップに分けて解説します。
STEP1:うなじ部分を温める
まずは肌を温めて毛穴を開くことで、うなじを剃るときの肌への負担を軽減できます。おすすめのタイミングは入浴後です。体が温まり、肌もやわらかくなっているため、スムーズにシェービングができます。
入浴後に剃るのが難しい場合は、蒸しタオルを使ってうなじ部分を温めましょう。タオルを数分あてるだけで、肌と毛がやわらかくなります。
STEP2:うなじの形を決める
次に、MW型、W型、ストレート型といったうなじの形を決めます。形を決めたら、剃る範囲がわかりやすくなるように、アイライナーなどでガイドラインを引くのがおすすめです。
ガイドラインを引いておくことで、剃りすぎや左右のアンバランスを防ぐことができます。
STEP3:シェービング剤を塗る
カミソリを使う前には、必ずシェービング剤を塗るようにしてください。シェービング剤を塗ると肌の摩擦を抑え、滑らかに剃ることができるため、肌への負担を軽減します。
うなじは、髪の生え際が見えにくい部分なので、透明タイプのシェービングジェルを使うと、剃る部分がしっかり確認できるためおすすめです。
STEP4:うなじをカミソリで剃る
シェービング剤を塗ったら、鏡を見ながらカミソリで慎重にうなじを剃ります。このとき、三面鏡や合わせ鏡で確認しながら、少しずつ剃り進めることが大切です。
ポイントは、毛の流れに沿って剃ること。逆剃りをすると肌に負担がかかるため、同じ場所を何度も剃らず、優しい力で丁寧に進めてください。
STEP5:シェービング剤を除去して保湿
シェービング後は、ぬるま湯やお湯でシェービング剤をきれいに洗い流すか、タオルで優しく拭き取りましょう。その後、乳液やクリームでしっかり保湿します。
剃った後の肌は、デリケートな状態です。保湿をすることで乾燥などの肌トラブルを防ぐことができます。
うなじを剃るときのコツ
うなじは自分で見えにくい部分のため、剃る際にはいくつかのコツを押さえることが大切です。失敗を防ぎながら、きれいに仕上げるためのコツをご紹介します。
髪の毛はしっかりまとめる
うなじを剃るときは、髪の毛をしっかりまとめることが大切です。髪の毛が垂れてくると、剃る箇所が見えづらくなったり、カミソリに絡まってしまったりすることがあります。
結ぶだけでは不十分な場合があるため、ヘアクリップやヘアバンドを使って、しっかり固定しましょう。うなじ部分がはっきりと見える状態に整えることで、スムーズに処理を進められます。
剃り始める位置に注意する
うなじを剃り始める位置にも注意が必要です。生え際ギリギリから剃り始めてしまうと、うなじの自然なラインが崩れ、剃らなくていい毛まで処理してしまう可能性があります。
失敗しないためのコツは、生え際より少し下の位置から剃り始め、少しずつ上へ剃り進めることです。慎重に進めることで、自然な形に仕上がります。ガイドラインを事前に引いておくと、さらに失敗を防ぐことができるでしょう。
使いやすいカミソリを選ぶ
うなじの処理には、使いやすく安全性に配慮されたカミソリを選ぶことが大切です。特にうなじは、見えにくく剃りづらい部位なので、顔剃り用や細かい部分用のヘッドが狭いカミソリがおすすめです。
また、カミソリの刃が古くなっていると剃りにくくなるだけでなく、肌への負担にもなりかねません。剃りにくさを感じたら交換のタイミングです。
うなじをきれいに整えて、後ろ姿美人を目指そう
うなじをきれいにすると首元がすっきりと見え、後ろ姿の印象が大きく変わります。うなじのケアは理容室でプロに任せることもできますが、自分で剃る場合は正しい手順とコツを押さえることが大切です。
後ろ姿美人を目指して、日々のお手入れに取り入れてみてください。うなじを整えることで、髪形やファッションが引き立ち、自信を持ってアップスタイルを楽しめるようになりますよ。
教えてくれたのはこの方!
FRANK’S BARBER 統括マネージャー 兼 スタイリスト 柿坂 宗一郎さん
熊本県出身。7年間大阪の理美容室で働き、スタイリストとしての確かな実績とキャリアを積み上げる。2019年東京1店舗目となる【FRANK’S BARBER and BEER CLUB】の立ち上げメンバーとして参加。 その後、首都圏中心に続々とサロン展開。2025年春に新たに吉祥寺店をオープン予定。 現在はFRANK’S BARBER の統括マネージャーとしてブランディングをはじめ、独自のマネジメント手腕をふるい、業界に前例のない理容室にビアバーを併設や、サブスクリプションシステムの導入などの取り組みを行い、グループ拡大に貢献。 |
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